タフチーン(サフランとヨーグルトのケーキ型ご飯)(動画)
今回は、サフランを用いたイラン料理、タフチーンのレシピをご紹介しましょう。
【タフチーンのレシピ(6~8人分)】
<材料>
・イラン米(またはインディカ米、またはタイ米) ・・・1kg
・子羊の肉、または鶏肉 ・・・2kg(鶏肉の場合は、1.5kg)
・水抜きしたヨーグルト ・・・少々
・サフラン(お湯に溶かしたもの) ・・・小さじ1杯
・卵 ・・・3個
・油 ・・・少々
・塩 ・・・少々
・こしょう ・・・少々
<作り方>
①鍋に水と肉を入れ、水分がコップ1杯ほどになるまで煮ます。煮えたら、肉は取り出しておきます。
②サフラン(お湯に溶かしたもの)小さじ1杯、塩こしょう少々、卵黄3個分をヨーグルトと混ぜ、肉をその中に入れます。できれば、数時間つけておくとよいでしょう。
③鍋に水と米を入れて火にかけ、少し芯が残った状態(アルデンテ)でザルに上げます。
④油大さじ3杯、肉を浸けておいたヨーグルト液をお玉に1、2杯、そしてお米(③)をお玉3杯分混ぜます。
⑤(④)をテフロン加工の鍋に注ぎ、スプーンで表面を滑らかにします。
⑥肉を⑤の上にのせ、次に米をのせます。肉と米を交互に重ねる作業を数回繰り返して層にします。
⑦肉汁と油大さじ4杯を、容器に残ったヨーグルト液にまぜて表面に注ぎ、180℃に温めたオーブン、またはコンロにかけます。こうして1時間半~2時間ほど火にかけます。(火にかける時間が長くなれば、底に出来るお焦げが厚くなります)
⑧出来上がったら、鍋を裏返して皿に取ります。これで、丸いケーキ型のタフチーンの完成です。
※少し芯が残った状態(アルデンテ)で米を湯がくことを、「アッブケシ」と言います。
イランでは、ふつうにお米を炊くときも、アッブケシした方が、お米がぱらっと仕上がります。アッブケシのやり方は、①洗った米を、塩水に1~2時間浸しておく→湧いた塩湯に、米を入れて芯が残った状態(アルデンテ)でザルに上げる。
※サフラン米と、油で炒めた「ゼレシュク」と呼ばれる赤い実で飾りつけをすることもあります。