魔法の香辛料・ウコン:イランでも幅広く活用
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日本でもよく知られているウコン(ターメリック)は、香辛料として料理に色と風味を与えるだけでなく、その優れた医薬効果でイランの伝統医学と現代医学の両方で特別な地位を占めています。
(last modified 2025-10-06T12:33:25+00:00 )
10月 06, 2025 21:15 Asia/Tokyo
  • ウコン
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日本でもよく知られているウコン(ターメリック)は、香辛料として料理に色と風味を与えるだけでなく、その優れた医薬効果でイランの伝統医学と現代医学の両方で特別な地位を占めています。

【ParsTodayイラン】ウコンはその温かみのある土っぽい味で、イランの伝統医学において特別な役割を果たしており、何世代にもわたって病気の治療と予防のため自然薬として使われてきました。

伝統医学の医師たちは、ウコンは温かく乾燥した性質を持ち、特に体内の余分な湿気を排出し、肝臓の機能を強化すると考えてきました。実際、日本でも肝臓への効果として、二日酔い解消などのために服用されることがあります。

ウコンの伝統医学における最も重要な利用法の一つは、消化の改善です。食事に加えたり、お茶として飲んだりすることで、胆汁の分泌を促進し、膨満感を軽減し、腸の動きを整える効果があります。また、胃や腸の内部の傷を治すために、ウコンとハチミツや温かいミルクを組み合わせて服用することが勧められています。

また、関節痛やリウマチの治療にも、ウコンは自然の抗炎症剤として知られています。ウコンを植物油(ごま油やオリーブオイルなど)と混ぜて痛む箇所に塗ることで、炎症や腫れを軽減することができます。

さらに、生理痛の緩和や月経周期の調整にも、食事にウコンを加えたり、お茶として摂取することが勧められています。

ウコンは美容やスキンケアにも利用されています。ウコンを使った伝統的なマスクは、肌の明るさを引き出し、ニキビや顔のシミを減少させるために使われます。また、その抗菌・抗真菌作用により、傷や皮膚の感染症の治療においても有効な選択肢となっています。

このように、ウコンはイランの伝統医学において、ただの香辛料ではなく、多目的な薬であり、体のバランスを保ち、体全身の健康に役立つとされています。

 


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