イランが、ヌスラ戦線の改名に反応
(last modified Fri, 29 Jul 2016 12:00:59 GMT )
7月 29, 2016 21:00 Asia/Tokyo
  • イランが、ヌスラ戦線の改名に反応

イラン外務省のガーセミー報道官が、ヌスラ戦線がファトフ・シャーム戦線と名称を変更したことは、単なる言葉上の遊びに過ぎない、としました。

外務省のメディア外交局の報告によりますと、ガーセミー報道官は、28日木曜夜、「ヌスラ戦線の改名は言葉上の遊びであり、このグループのテロリストとしての本質はこの改名によって変わらない」としました。

また、「この改名の目的はこのグループをテログループのリストから除外させることにある。こうした中、過激派やテロリストとしての本質を見せかけの行動によって消し去ることはできない」としました。

さらに、「このような行動は地域の過激派の支持者の政策の破綻を物語っており、その筆頭にサウジアラビアがおり、彼らはアルカイダ、タリバン、ISIS、ヌスラ戦線などシリアのテロ組織を主に支援している」と語りました。

ガーセミー報道官は国際社会に対して、テロ対策において、こうした悪しき現象の出現の要因に注目し、これにより、テログループの創設者と支持者にその根絶に向け圧力をかけるよう要請しました。

ヌスラ戦線の指導者は28日木曜、初めてカメラの前で、ヌスラ戦線の解散を発表し、テログループ、ファトフ・シャーム戦線の結成を明らかにしました。