国連が、イエメンで犠牲となっている子供に沈黙
8月 03, 2016 19:12 Asia/Tokyo
イランのホシュルー国連大使が、「国連は政治的な圧力により、イエメンで犠牲になっている子供の運命に対して沈黙している」と語りました。
イルナー通信によりますと、ホシュルー大使は、2日火曜、安保理の会議で、軍事衝突における子供の状況に関して、「この機関がイエメンにおけるサウジアラビアの侵略連合の犯罪に関する専門家の報告を無視していることは、犠牲となっている子供に対する裏切りだ」としました。
また、「世界が子供の殺害や学校、病院の破壊に対して圧力の行使や政治的影響を目にしていることは遺憾であり、懸念すべき問題だ」としました。
さらに、「昨年、イスラエルはパレスチナのガザ地区の子供たちに対する明らかな犯罪にもかかわらず、国連のリストに入れられず、今年もイエメンに関して同様のことが起こった。国連の専門家の証拠に基づき、サウジ連合軍は、子供875人を含む民間人を殺害している」と語りました。
ホシュルー大使は、2014年のイスラエル軍のガザ攻撃の結果、パレスチナ人の子供540人が死亡し、2955人が負傷した。このうちおよそ1000人が死ぬまで障害を負うことになった」とし、「イスラエルはガザでの犯罪により決して裁かれることはなかった」と述べました。
ホシュルー大使はさらに、「ISISやアルカイダ、ボコハラムといったテログループや過激派は、今も子供達や学校、病院を攻撃し、子供たちの権利を明らかに侵害し続けている」としました。