イラン司法府長官、「イランはメナーの惨事の追及を続ける」
9月 06, 2016 17:30 Asia/Tokyo
イラン司法府のアーモリー・ラーリージャーニー長官が、イランは、国際機関でメナーの惨事を法的に追及すると語りました。
昨年9月24日の犠牲祭の日、メッカ巡礼期間中に、聖地メッカの近くにあるメナーの地で、イラン人464人を含む数千人の巡礼者が、サウジアラビア当局の管理不足により、将棋倒しとなって命を落としました。
IRIB通信によりますと、アーモリー・ラーリージャーニー長官は、5日月曜、テヘランで開催された司法府の関係者との会合で、メナーの惨事から1周年が近づいているとし、「この出来事は、サウジ当局にはイスラムの聖地を管理する資格がないことを示した」と強調しました。
さらに、サウジアラビアの理にかなわない行動に対する、国際機関のダブルスタンダードを批判し、「メナーの惨事と同じような出来事が別の国で起こっていたら、覇権主義国のメディアは、その後何年もの間、それを騒ぎ立てていただろう。だが、サウジアラビアが覇権主義国に追従しているために、今回の惨事については沈黙が守られた」と語りました。
また、サウジアラビアが地域のテロリストを支援し、彼らに武器を供与していることに触れ、「サウジアラビアの戦闘機は、イエメンの住宅地を爆撃し、この国の人々を殺害しているが、これは明らかな戦争犯罪に相当する」と語りました。