イランが、アラブ連盟閣僚評議会の声明に反応
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イラン外務省の報道官が、イランに対するアラブ連盟閣僚評議会の最近の声明を、一方的で非現実的、サウジアラビアに貢献するものだとしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 10, 2016 17:27 Asia/Tokyo
  • イランが、アラブ連盟閣僚評議会の声明に反応

イラン外務省の報道官が、イランに対するアラブ連盟閣僚評議会の最近の声明を、一方的で非現実的、サウジアラビアに貢献するものだとしました。

イルナー通信によりますと、8日木曜、アラブ連盟閣僚評議会の会議の最終声明では、イランの最高指導者ハーメネイー師の最近の発言に対し、「彼の発言は、サウジアラビアがイスラムやイスラム教徒メッカ巡礼儀式を行っているという事実により、現実味がない」と主張されています。

ハーメネイー師は、6日火曜、メッカ巡礼者へのメッセージの中で、メッカ巡礼儀式の開催におけるサウジアラビア当局の管理不足を非難し、イスラム諸国、イスラム政府に対して、(イスラムの聖地である)メッカとメディナの管理に関して抜本的な解決策を講じるよう求めました。

イラン外務省のガーセミー報道官は、9日金曜、アラブ連盟閣僚評議会の声明に対して、「この評議会へのイランの配慮ある勧告は、善良な思考、正直な発言、現実をしっかり見つめたものだ」と強調しました。

さらに、「アラブ連盟幹部のここ数年の一部加盟国への一方的で偏った支持は、地域問題や危機の解決を促すどころか、地域の情勢不安、一部アラブ諸国の民間人の殺害というサウジアラビアのさらなる恥知らずな行為につながっている」としました。

また、「もしアラブ連盟閣僚評議会が、地域諸国の平和共存を促すことに忠実で、善隣外交の強化に向け真剣な意志を有しているなら、サウジアラビアに対してシリア、イラク、イエメン、バーレーンの人々の殺害や弾圧、自分たちが育成したテログループへの支持をやめるよう求めるべきだ」としました。

ガーゼミー報道官はまた、「昨年のメッカ巡礼儀式の惨事の殉教者や負傷者、被害にあった人々は、この惨事や毎年発生するそのほかの事件に対するサウジアラビアの回答、真相の究明だけを望んでいると語りました。