9月 12, 2016 17:57 Asia/Tokyo
  • 犠牲祭集団礼拝説教師、「サウジアラビアに聖地を管理する資格はない」

テヘランの犠牲祭の集団礼拝の説教師をつとめたハータミー師が、昨年のメッカ巡礼儀式で巡礼者が将棋倒しになったメナーの惨事について触れ、「この惨事は、サウジアラビアにメッカやメディナにおけるイスラムの聖地を管理する資格がないことを示した」と述べました。

ハータミー師は12日月曜、「サウジアラビアには聖地を管理する能力がないことから、イスラム世界のエリート集団が、聖地、少なくともメッカ巡礼儀式の管理を負うべきだ」と述べました。

さらに、「過激なタクフィール主義者の犯罪は、すべてサウジのイスラム法学者の人類に対する危険な教えからきたものであり、彼らは間違った解釈により、サウジ政府に罪がないかのように見せようとしている」と語りました。

また、イスラム諸国がメナーでの昨年の犯罪に関して沈黙していることを非難し、「サウジ政府の犯罪者は、イスラムの裁判所で裁かれ、罰を受けるべきだ。なぜならサウジはメナーの惨事の責任者というだけでなく、この犯罪の先頭に立っていたことを誰も疑っていないからだ」としました。

ハータミー師は、国際機関もまたこれに関して不名誉な立場に立たされた、とし、「7000人以上のイスラム教徒がメナーの惨事で命を落としたが、国際機関は一切それに反応を示さなかった」としました。

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