イラン大統領、2月26日の選挙への国民の大々的な参加を強調
イランのローハーニー大統領が、2月26日に実施されるイラン議会選挙と専門家会議選挙への国民の大規模な参加を求めました。
ローハーニー大統領は、21日木曜、テヘランで、イラン全国の選挙実施に携わる関係者を前に演説し、「国内の政策における現在の政府の最大の責務は、2月26日の議会選挙と専門家会議選挙を無事に実施することであり、これまでと同じようなイラン国民の大々的な選挙への参加が実現するよう、誰もが努力すべきだ」と語りました。
また、「この選挙では、中立性、完全な安全、健全な競争、熱気のある選挙が示されるべきだ」としました。
さらに、12年に及ぶ多くの出来事、30ヶ月に及ぶ真剣な協議ののちに、イランの偉大な国民の権利が実現され、核の複雑な問題においてイラン国民が勝利したこの時代に祝辞を述べ、「現在の雰囲気をふさわしい形で利用すべきだ」と述べました。
ローハーニー大統領は、イランに対する決議の破棄により、ほぼ例外なく全ての主な目的が、核協議で達成されたと強調し、「この問題におけるイラン国民の成功は、イランのみならず、世界のすべての開発途上国にとって、世界の大国に対する最大の成功のひとつになった」と語りました。
ローハーニー大統領は、ウラン濃縮、研究、開発活動の継続、フォルド濃縮施設の閉鎖の停止、アラーク重水炉の新型化に向けた改築、国際市場での核物質の交換などの包括的共同行動計画における大きな業績に触れ、「30ヶ月の非常に困難な協議の末、今日、この協議は結論に至った」と述べました。
また、現在、金融、保険、海運、石油など、イランの核問題に関する全ての制裁が解除されたとし、「イランの発展のために、ますます努力すべきだ」と述べました。