イランがナイジェリアのシーア派行事への襲撃を非難
10月 13, 2016 17:49 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、ナイジェリア各地で行われていたシーア派3代目イマーム、ホサインの追悼行事への攻撃を非難しました。
ナイジェリア中北部のカドゥナ州で行われていたシーア派の追悼行事への治安部隊の攻撃で、数十人が死傷しました。
目撃者はさらに、ナイジェリアの軍と警察部隊がカドゥナにあるイスラミックセンターやシーア派指導者の自宅を攻撃したとしています。
この攻撃は追悼行事の数時間後に発生しました。
ナイジェリアの情報筋は、「この攻撃でカドゥナのシーア派指導者の自宅に火がつけられた」と報じました。
北部カノ市のイスラミックセンターの建物にも火がつけられたと言われています。
また中東部ジョス市でもイスラミックセンターに対し、銃弾と催涙ガスによる攻撃が行われました。
イラン外務省のガーセミー報道官は12日水曜、ナイジェリア各地での攻撃を非難するとともに、「過激派とワッハーブ派に属するグループの暴力的で野蛮な行動は、残念ながら一部でナイジェリア警察部隊によって支持、あるいは黙認されている。こうした行動は停止されるべきであり、その関係者を早急に拘束し、裁判にかけるべきだ」と強調しました。
さらに、シーア派教徒やその行事の安全を確保する上でのナイジェリア政府の責務を強調しました。
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