イラン原子力庁長官、「イランは核合意への違反に断固たる対応を示す」
12月 06, 2016 18:34 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「核協議の相手国が核合意に違反した場合、イランは厳しい反応を示すだろう」と語りました。
ファールス通信によりますと、サーレヒー長官は5日月曜、オーストリア・ウィーンで開催されているIAEA核セキュリティ国際会議において、核合意の遵守はこの合意における相手側の約束の履行や行動次第であるとし、「イランはこれまで、核合意の取り決めを実行しており、取り決めの違反を開始することはない」と述べています。
また、イランが核兵器のない世界の実現を強く支持していることに触れ、核兵器のない中東地域の実現を求めました。
さらに、「シオニスト政権イスラエルがNPT・核兵器不拡散条約に加盟しないこと、軍事目的での核計画を進めていることは、大きな懸念材料であり、地域・国際的な安全保障に対する脅威である」としています。
核セユリティ国際会議は5日月曜、核施設に対する破壊行為や核物質の窃取の阻止、さらに核物質密輸対策を目的とし、IAEA国際原子力機関の加盟国の参加によりウィーンで開幕しました。
タグ