イラン政府が、アメリカの核合意違反への反応に必要な措置を承認

イラン政府が、アメリカの核合意違反に反応するために必要な措置を承認しました。

イルナー通信によりますと、７日水曜にテヘランで行われた核合意監視団の会合で、アメリカの制裁法の延長案可決に対する反応として必要な措置が承認され、アメリカ政府の行動に対してつぶさに監視することが強調されました。

この核合意監視団は、イランのローハーニー大統領を議長として結成されました。

（この会合の決定事項におり、アメリカ政府の措置は余すところなく監視され、採択された措置により、相手側の行動に応じて、必要な反応を示すことになります。）

イランの外務省は核合意監視団の会合で、アメリカ議会によるイラン制裁法の１０年延長の決定事項と、アメリカの行動に抗議する中での他国との外交活動、政治協議についての報告を発表しました。

イラン原子力庁もこの会合で、濃縮ウランの確保やイラン中部アラークの核施設のリニューアルなどの技術的な問題に関する６カ国との最新の協議についての最新の報告を提示しました。

核合意監視団は７日の会合で、核合意に関するアメリカの正当化できない行動に注目し、イラン制裁法の延長の実施は、核合意への明らかな違反だとしました。

アメリカ上院は今月１日、イラン制裁法の１０年延長案を全会一致で可決しました。

核合意監視団は、来週も会合を行う予定です。