イラン原子力庁長官、「アメリカの約束不履行が続いている」
12月 17, 2016 17:20 Asia/Tokyo
イランのサーレヒー原子力庁長官が、「アメリカの核合意実施における約束不履行が続いている」と語りました。
IRIB通信によりますと、サーレヒー長官は16日金曜夜、テレビ番組で、「イランは核合意に関する自国の立場を国際舞台で説明する上で、誰かに遠慮することはない」と述べました。
また、「西側の約束は、核合意の実施から1ヵ月後においても履行されず、その後も、イランと外国の銀行もまったく協力を行っていない」としました。
IAEA国際原子力機関の天野事務局長は、18日日曜、サーレヒー長官の招待で使節団を率いてテヘラン入りする予定です。
この訪問で、天野事務局長はサーレヒー長官のほか、イランの政府高官と会談する予定です。
イランはイラン制裁法を10年延長し、核合意の約束を守っていないことで、アメリカに抗議しています。
IAEAは繰り返しイランは核合意を守っているとしています。
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