イランとロシアの大統領がシリアの情勢をめぐり電話会談
1月 01, 2017 16:40 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領とロシアのプーチン大統領が、電話会談し、シリアの情勢変化について協議を行いました。
ローハーニー大統領とプーチン大統領は、31日土曜、電話会談の中で、カザフスタンの首都アスタナでのシリアの政府と反体制派の協議の下地を整える上でのイランとロシアの協力について協議しました。
ローハーニー大統領は、「イランは、シリア、ロシア、イランの3ヶ国の協力によってシリアで実現された停戦を支持しており、重要なのはこの停戦を維持できるかどうかだ」と語りました。
また、「テロリストにより封鎖されたシリアの各都市への人道支援が必要だ」としました。
一方のプーチン大統領も、「シリアの停戦は、特にイランやロシアといった、シリアの平和を求める各国の協力によるものだ」と語りました。
さらに、我々は皆、国際的なテロと戦い続ける義務を負っているとし、「ロシアは、シリアの停戦に、ISIS、ヌスラ戦線といったテロ組織を含めることを許さない」と述べました。
シリアでは、30日金曜から停戦が宣言されていますが、ISIS,ヌスラ戦線およびこの組織に関係があるグループは対象外となっています。