イラン外務次官、シリアをはじめとする危機の政治的解決を強調

イラン外務省のジャーベリーアンサーリー・アラブアフリカ担当次官が、「シリアやそのほかの地域の危機に軍事的な解決法は存在せず、政治的な解決法を見出すことが急務だ」と語りました。

ジャーベリーアンサーリー次官は１１日水曜、ベルギー・ブリュッセルで行われた地域情勢に関するイランとＥＵの会合で、欧州対外活動庁のシュミット事務次長と会談し、シリア危機に影響を及ぼしている国々は、支援や促進をおこなう役割を果たし、シリアの今後の決定をシリア国民にゆだねるべきだと述べました。

また、「シリアの統一と領土保全、この国の挙国一致政府は、あらゆる外国の干渉から守られるべきだ」と語りました。

さらに、前提条件なしの人道支援と復興支援の継続と、テロ対策の継続、シリア人同士の対話の必要性を強調しました。

シュミット事務次長も、この会談で、地域やシリア危機におけるイランの建設的な役割に触れ、双方のよりいっそうの協力と対話を強調しました。

また、イランとの対話の目的は、停戦によるシリア危機の終結と、国連の協力による復興計画の支援について見解を統一することだと述べました。