数日後に迫ったイランの選挙
今月26日のイラン議会選挙と専門家会議選挙の投票日が近づくにつれ、イラン国民による大きな英雄伝へのカウントダウンが始まっています。
ミールザーアーガーザーデ解説員
イランの人々は、今月26日、投票に参加し、候補者の中から、国会議員290人と専門家会議の議員88人を選出します。候補者の選挙運動は、投票が始まる26日午前8時の24時間前に締め切られます。この間、さまざまな所属の候補者が、集会の開催や選挙ポスターの作成といった方法により、核合意実施後の時代、そしてイランと地域の問題に関する見解や計画を提示しています。
イランのローハーニー大統領は、23日火曜夜、文化革命最高評議会の会合で、イラン国民の見識を伴った選挙への大々的な参加により、イランの国会と専門家会議の議員に能力のある善良な人物が選ばれるよう期待しているとしました。ローハーニー大統領は、選挙の実施は、イランにとって栄誉であるとし、「あらゆる問題や陰謀にも拘わらず、イランが力強く前進を続けている理由のひとつは、選挙による国民の意志に基づいた国家の運営と、国民の確かな支えにある」と強調しました。また、選挙への国民の大々的な参加は、イランの状況改善への期待を示しているとし、「選挙は、イスラム体制の存続と力を保証するものだ」と述べました。
イランのザリーフ外務大臣も、世界におけるイランの外交的な地位を決定する上での選挙の役割について、「2月26日の選挙への多くの国民の参加は、イランの外交機関の今後の成功を保証するものだ」と述べました。また、「この選挙は、イランの安定継続の土台が整っており、投資のために最も安全で安定した国がイランであることを世界の人々に示すだろう」と強調しました。
イランのホシュルー国連大使も、選挙のプロセスとイランの国際的な地位に触れ、「イスラム体制における大々的な選挙の実施は、地域や世界におけるイランの役割を向上させる」と強調しました。ホシュルー大使は、「イラン国民は、26日の選挙に大々的に参加することで、イスラム革命の理念を守っていることを証明するだろう」と強調しました。
こうした中、イランのラフマーニーファズリー内務大臣も、内務省は、議会選挙と専門家会議選挙を実施するための完全な準備ができていることを明らかにしました。イランの警察司令官も、選挙の治安確立の準備を強調し、「この選挙の安全を確保するため、25万人が動員される」と語りました。
この選挙の報道には、世界29カ国の報道関係者473人が携わることになっています。