1月 22, 2016 20:15 Asia/Tokyo
  • イラン外相、スイスのダボスで各会議に参加

イランのザリーフ外務大臣が、シリア人同士の対話が、シリア危機を解決するための最善策だとしました。

イラン外務省広報外交局の報告によりますと、ザリーフ外相は、21日木曜、スイス・ダボスで、国連のデミストゥラ・シリア特使が出席する中、開催された、シリア危機のさまざまな側面を検討する会合で、「シリア問題は軍事的な方法では解決できない」と強調しました。

ザリーフ大臣は、この会合で、シリアの内政への不干渉、ISISなどのテロ組織への真剣な対策、シリア人同士の対話によるシリア問題の政治的な解決法に関するイランの見解と立場を説明しました。

こうした中、ザリーフ大臣は、世界の各地と政府の弱体化への対応方法に関する会合で、赤十字国際委員会の総裁、ルワンダ外務大臣、米州開発銀行総裁と共に演説を行いました。

ザリーフ大臣は、テロ組織と麻薬密売組織の緊密な関係、ISISによるこの流れの悪用と、グループ対立に触れ、こうした脅威に対し、国際社会が注目し、一丸となって真剣な対策を講じる必要性を強調しました。

ザリーフ大臣はまた、20日水曜夕方のダボス会議の国際ビジネス評議会で、「包括的共同行動計画の後の雰囲気では、イランと新たな協力を開始するための類まれなる機会が整っている」と語りました。

こうした中、イランとスイスの外務大臣は、ダボス会議の傍らで会談し、包括的共同行動計画の実施による両国の関係拡大の方法と最新の地域情勢について話し合いました。

ザリーフ大臣はまた、ロシアのスプートニクのインタビューで、「イラン政府は、石油市場での自国のシェアを取り戻し、石油市場はそれに合わせるべきだ」と強調しました。

また、CCTVのインタビューでは、イランと中国の関係について、「両国は、互いに成長へと向かう、非常に良好な関係を有している」と語りました。

さらに、中国国家主席のテヘラン訪問に触れ、「制裁解除は、イランと中国のさらなる関係の拡大を促すだろう。中国はイランに戦略的に参入しており、制裁の時代にもイランを去ることはなかった。そのため、この関係の展望は明るいものだ」と述べました。

世界経済フォーラム年次総会

ダボス会議は、20日に開幕し、23日まで開催されます。

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