イラン外相が、米によるシリア・イラク侵略行為を批判
(last modified Sun, 04 Feb 2024 06:02:56 GMT )
2月 04, 2024 15:02 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とグランドバーグ・イエメン担当国連事務総長特使
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とグランドバーグ・イエメン担当国連事務総長特使

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、「米国が先日行ったシリアとイラクへの侵略は、軍国主義に頼り問題解決を目指すという誤ったアプローチによるものだ」と述べました。

アメリカは、ヨルダンにある駐留米軍基地への攻撃で米兵3人が殺害されたことを受け、3日土曜未明、戦闘機でイラクおよびシリアの領土を空爆しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、グランドバーグ・イエメン担当国連事務総長特使との会談で、イラクとシリアに対するアメリカの攻撃を非難しながら、「この攻撃は、軍国主義や力の行使に頼り問題解決を目指すという、成果を生まない誤ったアプローチを米政府が続けていることから行われた」と述べました。

続けて、「米国による、今回のイギリスとの対イエメン攻撃をはじめとした軍事的アプローチ、また、イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのテロ組織再指定といった行動は、事態の複雑化を招き、政治的解決を困難なものにした」と指摘しました。

そして、「我が国は、イエメンにおける恒久的平和および安全の確立を支持し続ける。地域全体の安定・安全確立に向けた努力は、すべての地域諸国にとって利益となるだろう」としました。

一方のグランドバーグ特使も、地域自身の能力を活用した域内危機の根本的な解決の必要性を強調しました。

 


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