中国がイラン製手織りじゅうたんの輸入国に

イラン国立じゅうたんセンターの所長が、「この数年、世界のじゅうたん市場でイランのライバルだった中国は、イランの手織りじゅうたんを輸入する主要な１０カ国のひとつとなっている」と語りました。

イラン国立じゅうたんセンターのカーレギャル所長は、（４日火曜、イルナー通信のインタビューで）中国向けのイラン製の手織りじゅうたんの輸出の増加に触れ、２０１６年３月から２０１７年１月まで、３億２１００万ドル以上に相当する５２４３トン以上のイラン製手織りじゅうたんが世界市場に輸出されており、このうち、３００万ドル以上のじゅうたんが中国に輸出されているとしました。

カーレギャル所長はまた、中国はある時期において、イランの手織りじゅうたんにとっての競争相手とみなされていたとして、「過去数年間における、中国の生産分野は手織りじゅうたんなどの商品から電子製品などに移っており、このため、中国は手織りじゅうたんにおけるイランの競争相手ではなくなり、今後数年間において、イランの手織りじゅうたんにとって、アメリカより大きな役割を果たすことができる」と述べました。

さらに、２０１６年３月から２０１７年１月まで、３億２１００万ドルのうち、８０００万ドル以上がアメリカに直接輸出されているとしました。

イランの手織りじゅうたんは色彩の多様さ、織り方の技術により、世界で価値ある商品とされています。