イラン大統領、「分離主義は地域における安全を乱す」
May 28, 2017 17:20 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、カタールのタミーム首長との電話会談で、分離主義は地域における大きな害悪であり、安全を乱すものだとしました。
イラン大統領府のインターネットサイトによりますと、ローハーニー大統領は27日土曜、この電話会談で、平和と平穏の確立に向けた地域諸国の協力の必要性を強調すると共に、「イランはイスラム諸国が平和と同胞精神の方向性に向かってほしいと考えており、このため、イランは実質的な合意を締結するために話し合いを行う準備がある」と語りました。
また、テロ対策の方法とは、協力だとしました。
さらに、地域諸国の治安と安定はそれぞれの国が関係しており、また互いに影響を受けていると強調し、地域問題の解決のために、節度を持った統治と諸国間の関係における理性、政治的な解決法の利用を求めました。
ローハーニー大統領は、イランは近隣諸国、特にカタールとの関係拡大を大変重視しているとして、「イランの外交政策の原則のひとつは、ペルシャ湾岸の近隣諸国との協力の継続であり、強い意志を持って、双方は現在の障害を取り除き、友好的な関係を強化することができる」としました。
タミーム首長も、この電話会談で、ローハーニー大統領の再選に祝辞を述べ、「イランとカタールのこれまで以上の関係強化に、障害は存在しない」と語りました。
また、一部の地域問題に触れ、明らかに対話は、唯一の問題解決法だとしました。