イラン政府高官、アメリカ下院による最近の対イラン制裁の可決に反発
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イランの政府高官が、アメリカ下院による新たな対イラン制裁の可決に強い反発を示しています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 27, 2017 16:36 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー国会議長
    ラーリージャーニー国会議長

イランの政府高官が、アメリカ下院による新たな対イラン制裁の可決に強い反発を示しています。

アメリカ政府のイランに対する敵対的な政策が続く中、アメリカ下院は、25日火曜夜、イランに対する包括的な制裁案を可決しました。

イランのラーリージャーニー国会議長は、26日水曜夜、イラン北東部のマシュハドで、アメリカ下院の制裁案可決について、「イランはしかるべきときに、アメリカの行動に対して持てる可能性を利用する」と語りました。

また、「イラン国会では、アメリカの核合意への違反に対応するための法案を準備しており、真剣に手続きが進められている」としました。

イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディ委員長

 

イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディ委員長も、アメリカの新たな制裁に対するイラン国会の措置について、「イラン国会国家安全保障委員会は、この制裁に対抗するための最初の計画を用意しており、この計画は、法的な手続きを経ることになる」と語りました。

ヴェラーヤティ最高指導者顧問

 

核合意監視団のメンバーであるヴェラーヤティ最高指導者顧問も、「イランは、アメリカの新たな制裁に対し、ふさわしい決定を下すだろう」と語りました。

ガーセミー外務報道官

 

ガーセミー外務報道官は、「アメリカのイランに対する新たな制裁の決定は、イラン国民に対するアメリカ政府の敵対行動のひとつであり、過去の過ちの繰り返しだ」と語りました。

ガーセミー報道官は、26日水曜、アルアーラムチャンネルのインタビューで、アメリカの新たな制裁は、核合意の精神に反しているとし、「この行動は、アメリカがイランや地域の問題に対して正しい理解を有していないこと、イランや地域に対する過去の戦略的な過ちから学んでいないことを示している」と語りました。