イラン外相、シリア・デリゾールの包囲突破に対し祝辞
9月 07, 2017 20:06 Asia/Tokyo
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ザリーフ外務大臣
イランのザリーフ外務大臣が、シリア東部デリゾールの包囲網が破られたことに対し、シリアの政府や国民に祝辞を述べ、「イランは今後も、テロ対策においてシリアへの支援を継続する」としました。
シリア軍とその同盟勢力が、5日火曜、デリゾール西部に進出ることで、3年にわたるテロ組織ISISによるこの町の包囲が完全に破られました。

イスナー通信によりますと、ザリーフ大臣は6日水曜、シリアのムアッリム外務大臣と電話会談を行い、さらに、イランとシリアの強固な二国間関係を強調しました。

一方のムアッリム大臣も、この電話会談において、シリアの政府や国民に対するイランの支援に感謝し、「シリア軍は全土を完全に解放するまで、テロ組織との戦いを継続する」と強調しました。

国連のデミストゥラ・シリア特使は、 6日水曜、スイス・ジュネーブで、「シリアの反体制派は、現実を受け入れ、戦争の中で成果をあげておらず、現在、政治的なアプローチを考えるべきだということを理解すべきだ」と述べました。
シリアでは、2011年、アメリカやサウジアラビア、トルコの支援を受けたテロ組織が、シリアを大規模な攻撃を行ったことで、危機が生じていますが、シリア軍は、この数ヶ月、同盟の勢力と共に、テロリストに大きな打撃を与えることに成功しています。
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