テヘラン金曜礼拝、「イスラム教徒は、ミャンマーの犯罪に対して立ち上がるべきだ」
9月 08, 2017 20:56 Asia/Tokyo
8日に行われたテヘラン金曜礼拝で、モヴァッヘディケルマーニー師が説教を行い、ロヒンギャ族のイスラム教徒の殺害を阻止するための国際機関の支援は期待できないとし、イスラム教徒に対し、ミャンマーの政府軍と仏教徒の犯罪に対して立ち上がるよう求めました。
ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒に対する政府軍の新たな攻撃で、先月25日以来、数千人のイスラム教徒が死傷した他、15万人が難民となっています。
ラカイン州では、2012年から、軍と過激派仏教徒がイスラム教徒を攻撃しています。
100万人のイスラム教徒は、ミャンマーで市民権を与えられていません。
モヴァッヘディケルマーニー師は、ロヒンギャ族の殺害におけるシオニスト政権イスラエルの役割に触れ、「人権擁護を主張する国際機関や国連の、ミャンマーの犯罪に対する沈黙には驚くばかりだ」と語りました。
また、イエメンにおけるサウジアラビアの犯罪に触れ、「サウジアラビア政府は、わずかたりともイスラムを信じていない」と語りました。
さらに、イランの軍事施設を査察しようとするアメリカの努力に触れ、「アメリカは、この望みを墓場まで持っていくことになる」と述べました。
モヴァッヘディケルマーニー師は、IAEA国際原子力機関の査察団は、これまで何度も、イランの核活動は完全に平和目的であることを認めているとし、「イラン政府は、国際法規を超えた協力をIAEAと行っている」と強調しました。