最高指導者、「国民は選挙への参加により、イスラム体制への信頼を示した」
(last modified Thu, 10 Mar 2016 13:35:59 GMT )
3月 10, 2016 22:35 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「国民は選挙への参加により、イスラム体制への信頼を示した」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イラン国民は、先日の選挙への参加により、イスラム体制への信頼を行動で示した」と強調しました。

ハーメネイー師は、10日木曜、今期専門家会議の議長や議員との最後の会談で、2月26日の選挙への国民の参加を賞賛し、「イラン国民は、議会選挙と専門家会議選挙で存在感を発揮した。有権者の62%の参加は、民主主義を主張する多くの国と比べて高いものだ」と語りました。

また、イラン国民は、選挙の日、重要な場面に参加することで自らの責務を果たしたとし、「今度は、体制責任者が自らの責務を果たす番だ」としました。

また、専門家会議の責務は、革命的であり続けること、革命的に考えること、革命的に行動することだとし、「将来のイランの最高指導者の選出方法においてこの3つの特徴を守ることは、専門家会議の最も根本的な責務であり、将来の最高指導者の選出においては、用心や遠慮、打算を離れることが必要だ」としました。

ハーメネイー師は、政府関係者の責務に触れ、「現状において、体制責任者は、抵抗の経済、学術的な動きの加速、国家、国民、若者の文化的な保護といった3つの責務に注目すべきだ」と述べました。

さらに、現在のイランの3つの優先事項を挙げ、外国の影響力の問題は非常に重要で真剣な問題だとし、「真の発展を遂げる唯一の道は、政治、経済、文化の分野で国家の内部構造を強化すること、革命的な特徴を保持すること、神の道における努力を続けること、イスラムや民族としてのアイデンティティと誇りを維持すること、世界的に危険な潮流に飲み込まれないことだ」と強調しました。

また、「イランは、アメリカとシオニスト政権イスラエルを除く世界のすべてと協力する用意がある」と述べました。

さらに、地域の現在の戦争は、完全に政治的なものであるとし、「イスラムの敵は、こうした対立を宗教的な対立に変え、簡単には終わらせまいとしている。我々はこの危険な目的を促さないようにすべきだ」と語りました。