イラン外相のアジア諸国歴訪
イランのザリーフ外務大臣が、東南アジア諸国への訪問を継続する中で、タイでアジア諸国の高官数名と会談し、様々な分野でのこれらの国との協力の拡大に向けたイランの関心を伝えました。
マンスーリー解説員
ザリーフ外相は9日水曜、アジア協力対話の外相会合に出席するため、バンコク入りし、10日木曜、この会合で演説しました。
ザリーフ外相はこの演説で、地域の協力をイランの外交政策の基本方針だとしました。さらに、アジア協力対話とECO経済協力機構といった地域機関との協力はアジアの発展を促すことができる、としました。さらに、「イランはアジア協力対話の文化プロジェクトの牽引者であり、これに関する協力に向けたセンターがテヘランで始動しており、アジアの国民の統一と連帯を促すだろう」としました。
ザリーフ外相はまた、「グループの連帯は、加盟国の福祉と発展に向けた地域協力の拡大の下地を整えるだろう」としました。
ザリーフ外相は、アジア協力対話の外相会合の傍らで、パキスタンの首相顧問、タイの外相、アジア協力対話の事務局長と会談しました。
ザリーフ外相とアズィーズ首相顧問はこの会談で、イランとパキスタンの二者、地域、国際分野での関係の拡大に向けた決意を強調しました。また、タイのポラマットウィナイ外相との会談では、タイとの政治、経済関係の拡大を強調しました。ザリーフ外相は、「イランは他国に技術分野での経験を移転する用意がある」とし、アジア協力対話のブンディット事務局長との会談では、アジアの国民の統一と相互理解、連帯の必要性を強調しました。
ザリーフ外相は、2016年9月にアジア協力対話の加盟国の観光相会合を開催するためのイランの用意を明らかにしました。
アジア協力対話は33カ国が加盟し、2002年にアジア大陸の国際協力を拡大する目的で活動を開始しました。