イラン原子力庁長官、「アメリカは、イランの責任によって核合意を破棄しようとしている」
11月 05, 2017 17:49 Asia/Tokyo
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サーレヒー原子力庁長官
イランのサーレヒー原子力庁長官が、「アメリカは、イランの責任で核合意を破棄しようとしている」と語っています。
サーレヒー長官は、4日土曜夜、テレビ番組で、アメリカは信用できないとし、「核合意に対するアメリカの態度はふさわしいものではない」と語りました。
また、トランプ大統領がイランの核合意の遵守を認めなかったことについて、「トランプ大統領の最近の行動は、核合意への違反と見なされる」と述べました。
さらに、「イランはこれについて、必ず必要な反応を示すだろう」としました。
サーレヒー長官は、IAEA国際原子力機関は、核問題を扱う資格のある唯一の機関であるとし、「核合意に対するアメリカの行動に注目すると、IAEAの天野事務局長は、特別な責任を負っている」と述べました。
トランプ大統領は、10月13日、イランの核合意遵守を認めるIAEAの8度の報告を無視し、「イランの核合意遵守を認めない」と強調しました。この行動は、この国際合意の破棄を目的としたものです。
EUと世界の多くの国は、このトランプ大統領の発言の後も、これまで通り、核合意を完全に支持すると発表しました。
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