EU関係者、「EUは対イラン制裁を行使しない」
11月 12, 2017 18:07 Asia/Tokyo
EUのフィル・ホーガン農業・農村開発担当委員が、「いずれのヨーロッパ諸国も、イランに制裁を行使しない」と語りました。
ホーガン委員は12日日曜、「アメリカがイランとの核合意に違反した場合、EUはアメリカの圧力により対イラン制裁を行使する可能性はあるか」との質疑に対し、「EUは、これまで協力の意向を示しており、今後もその方針を続行し、核合意の実施やイランとEUの協力に一切揺らぎはない」と述べています。
また、「EUは、これまでどおり核合意を支持しており、これについてはアメリカと常に協議している」としました。
さらに、「EUは、農業分野でのイランとの協力を拡大する意向だ」と語っています。
ホーガン委員はまた、「今年は、イランとEUの間で100億ユーロに相当する協定が締結されており、現在、両者の間の協力拡大とその展望はプラスの方向で捉えられている」と述べました。
現在、ホーガン委員を団長とする70名規模のヨーロッパの経済代表団が、イランを訪問しています。