イラン国会議長、「地震の被災者の最大の問題は、仮設住宅と住宅復興の問題だ」
11月 19, 2017 22:40 Asia/Tokyo
イランのラーリージャーニー国会議長が、イラン西部ケルマーンシャー州の地震の被災地を訪れ、「被災者の最大の問題は、まず、仮設住宅であり、その次は住宅の再建だ」と語りました。
ラーリージャーニー議長は、19日日曜、ケルマーンシャー州の被災地を視察した後、サルポレザハーブ行政区の被災者を前に、「テントや最低限の生活必需品は十分に確保され、配布されているが、衛生問題が解消されるべきだ。衛生に関するサービスが、できるだけ早く提供される必要がある」と語りました。
さらに、倒壊した建物の建設が、できるだけ早く開始されるべきだと強調し、「これについて、国会は、ケルマーンシャーの被災者に十分に貢献できるよう、政府と協力する完全な用意がある」と述べました。
ラーリージャーニー議長は、19日朝、被災地を視察した際、震源地となったエズゲレを訪れ、被災者と直接、言葉を交わしました。
イランイスラム革命防衛隊のジャアファリ総司令官、ムーサヴィー国軍司令官も、19日朝、被災地を再び視察するため、ケルマーンシャーに入りました。
今月12日、イラン西部でマグニチュード7.3の地震が発生しました。
この地震により、これまでに436人が死亡、1万203人が負傷しました。