イラン国会議長、「アフガニスタンの麻薬生産量は、占領後、45倍に増加した」
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イランのラーリージャーニー国会議長が、「アメリカとNATO北大西洋条約機構が、テロとの戦いや麻薬対策を目的に、アフガニスタンを占領した2001年以来、この国の麻薬生産量は45倍に増加した」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
12月 10, 2017 16:34 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー国会議長
    ラーリージャーニー国会議長

イランのラーリージャーニー国会議長が、「アメリカとNATO北大西洋条約機構が、テロとの戦いや麻薬対策を目的に、アフガニスタンを占領した2001年以来、この国の麻薬生産量は45倍に増加した」と語りました。

ラーリージャーニー議長は、ロシアのイタルタス通信のインタビューで、アフガニスタンの2001年の麻薬生産量は200トンだったが、現在は9000トンに増加しているとし、「アフガニスタンからの麻薬の輸送手段は陸路だけに限られず、NATOの監視下で運用されている、バグラム、カーブル、カンダハルの3つの空港でも、麻薬の輸送が行われている」と語りました。

在アフガニスタンアメリカ運

また、麻薬対策は国際的な問題だと強調し、「麻薬の第一の目的地はヨーロッパだが、ヨーロッパは麻薬対策に関してしかるべき役割を果たしておらず、その負担は輸送ルート上にある国々が強いられている」と述べました。

さらに、「イランは、非常に真剣に麻薬対策に取り組んでおり、その中で4000人の殉教者、1万3000人の負傷者を出している」と述べました。

ラーリージャーニー議長はまた、NATOはアフガニスタンに16年間駐留しているとし、「アメリカやNATOの多数の兵士がアフガニスタンに駐留しているが、その結果は惨憺たるものだ。タリバンを押さえつけることができなかっただけでなく、イラク、シリア、リビア、イエメンにもテロリストを生み出した」と語りました。