イラン大統領、「イスラム世界とパレスチナのグループは、聖地に関するアメリカとシオニストの悪しき陰謀に立ち向かうべき」
12月 12, 2017 16:50 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、イスラム世界とパレスチナの各グループに対し、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに関するアメリカとシオニストの悪しき陰謀に対して連帯し、立ち向かうよう求めました。
ローハーニー大統領は、11日月曜、パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局長と電話で会談し、「パレスチナ人とイスラム共同体は、統一と抵抗により、このアメリカとシオニストの陰謀を失敗させるだろう」と語りました。
また、「イスラム諸国は、13日水曜にトルコで開催されるOICイスラム協力機構の緊急首脳会合で、世界の人々に抗議の声を届けるだろう」としました。
さらに、「イランはこれまで同様、パレスチナ人の傍らに寄り添い続ける。新たな抵抗運動は、パレスチナ人の権利回復のために正しい道を歩み続ける」と強調しました。
一方のハニヤ政治局長もこの電話会談で、聖地ベイトルモガッダスとパレスチナ人を支持するイランの原則的な立場に感謝を述べ、「パレスチナ人にとって、イランは、理想の実現を支援してくれる力強い柱だ」と述べました。
ハニヤ政治局長は、ベイトルモガッダスに関するアメリカのトランプ大統領の決定は、イスラム共同体の権利に対する明らかな侵害だとし、「パレスチナ人は、抵抗により、アメリカやイスラエルがこの決定を実現するのを許さないだろう。ベイトルモガッダスは、パレスチナとイスラム世界に属するものだ」と強調しました。