トルコ大統領がイランの安定と治安を支持
イランのローハーニー大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談を行い、イランの一部都市における騒動について、意見交換を行いました。
ローハーニー大統領は、3日水曜、エルドアン大統領との電話会談で、トルコなどの各国で情勢不安を作り出す上での、一部の西側メディアやシオニスト系メディアの関与についての発言に触れ、イランの警察が情勢不安を抑制する中で賢明に、穏やかに関与したことは、イランが治安と安定を完全な形で信じていることを示しているとしました。
また、人々が扇動者に反対するデモに参加したことから、イランは完全な治安と安定を確立することになるだろうとしました。
さらに、「イランでは、人々が批判や抗議を表明することは、合法的な形では自由だが、明らかに、政府にとって人々の安全は重要であり、この中で、暴力の行使や非合法的な行動に対しては、黙認することはない」としました。
エルドアン大統領も、最近のイランにおける騒動や、一部の大国がトルコで起こした同様の出来事にふれ、「トルコはイランの治安と安定を、自国のそれと別に考えることはない」と語りました。
また、イランの騒動に関する、アメリカ、シオニスト政権イスラエルの政府関係者の発言や、西側メディアの行動に触れ、「我々は自分たちに反対する西側メディアのプロパガンダを目の当たりにしており、アメリカのトランプ大統領やシオニスト政権のネタニヤフ首相といった干渉的な人物に慣れてしまっている」と表明しました。
先月28日から、イランの人々が数箇所の都市で集会を行い、経営破綻した金融機関の預金がどうなるのかについて明確にされていないこと、一部の商品の価格高騰、政府の管理の弱点に抗議しました。しかし、一部の西側諸国やアラブ諸国、シオニスト政権の支援を受けた便乗者や扇動者により、平和的な集会は暴動と化しました。