イラン外務省、アメリカ副大統領のイランに関する敵対発言に反発
1月 24, 2018 21:00 Asia/Tokyo
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アメリカのペンス副大統領
イラン外務省のガーセミー報道官が、「イラン国民は何十年もの間、アメリカとの友好を、悪意や不公正な行動によって味わってきた」と語りました。
アメリカのペンス副大統領は、21日日曜、ヨルダンで、シリアとの国境近くにある基地に駐留するアメリカ兵を前に、「イランは、中東で優位に立ち、地域の有力国になって、地域のアメリカの同盟国を脅かそうとしている」と主張しました。
ペンス副大統領はまた、「アメリカは決して、イランが核兵器の開発を続けるのを許さない」と主張しました。

このようなアメリカ副大統領の敵意からくる根拠のない非難を受け、ガーセミー報道官は、24日水曜、「ペンス副大統領の世論を欺くような主張に反し、イランはいかなるときも、核兵器の獲得を追求したことはない。核合意により、アメリカの長年にわたる偽りが世界の国々や世論の前に明らかになった」と語りました。
ガーセミー報道官は、「このアメリカの高官は、これまで、テロとの戦いにおけるイランの役割や存在、イラクとシリアの政府や人々への支持が、地域外の国々や、地域の彼らの同盟国が、暴力的なテロリストを助け、この地域の人々と独立諸国の政府に関して夢見てきたことの実現を妨げる最大の要因となったことを、よく理解していない」と述べました。

また、「ペルシャ湾と中東に偽りの脅威を作り出すためのアメリカ政府高官の無意味な努力は、シオニスト政権イスラエルの悪しき目的の利益となるよう、地域の情勢を不安定なまま保ち、この政権に対するイスラム諸国の統一を阻止し、地域諸国への大量の武器の売却による不当な経済利益を確保するためのものだ」と強調しました。
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