イランとアゼルバイジャンの自動車製造工場が、両国大統領の立会いにより操業開始
3月 29, 2018 17:47 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領と、アゼルバイジャンのアリエフ大統領が、アゼルバイジャンの首都バクーでの通商経済会合において、両国の都市アスタラを結ぶ鉄道と、ハザル自動車製造会社の共同運営工場の操業開始を宣言しました。
イラン大統領府のサイトによりますと、アゼルバイジャンの施設で、イランの自動車メーカー・イランホドロー社の生産ラインが、第1段階として年間1万台の生産能力により稼動を開始し、この生産能力の拡大により、年間1万5000台に達することになります。
アゼルバイジャンの工場で生産された自動車は、CIS諸国に輸出されます。
この工場では、先端技術と最新の設備が使用されています。
また、両国のアスタラを結ぶ鉄道ラインが、ビデオ会議を通じて操業を開始しました。
この鉄道ラインがヨーロッパにまで接続されることは、地域に大きな変化をもたらすと見られ、’イラン北部の都市ラシュトに乗り入れ、ラシュト・アスタラ間の路線が完成されれば、イランの南北を結ぶ鉄道ラインが活性化することになります。
ローハーニー大統領は28日水曜、アゼルバイジャンを公式訪問するため、バクー入りしました。
両国は同日、8つの協力合意覚書に調印しました。