イラン原子力庁長官、「フォルド施設のウラン濃縮を4日で再開」
4月 08, 2018 19:42 Asia/Tokyo
-
イランのサーレヒー原子力庁長官
イランのサーレヒー原子力庁長官が、「イランは、以前の状況に戻る必要が起きた場合、4日間で、フォルド施設での濃縮度20%のウラン製造を再開する」と強調しました。
サーレヒー長官は、8日日曜、IRIB通信のインタビューで、「核合意が崩され、イランが上層部の決定によって以前の状況に戻ろうとした場合、それは最高の形で行われるだろう」と語りました。
また、「核合意は、アメリカが信用できないことを示す明らかな例だ」と語りました。
さらに、「アメリカは、他国にイランとの協力を恐れさせようと裏で動いている。これは、アメリカが信用できないことを示している」と語りました。
サーレヒー長官はまた、トランプ大統領が核合意を離脱するか、制裁停止を延長するかを予想するのは非常に難しいとし、「何が起こっても、イランはあらゆる出来事に対してさまざまなシナリオを用意している」と語りました。
トランプ大統領は、議会の承認事項に基づき、今年5月12日までに、イランに対する核関連の制裁停止を延長するか否かの決定を下すことになっています。
トランプ大統領は、核合意の修正を求めており、この合意が変更されなければ、アメリカはこの合意を離脱すると警告しています。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は核合意の一員でありながら、常に、この合意の実施に違反しています。
タグ