イラン原子力庁長官、「ナタンズ電力施設は数十万SWUの準備ができている」
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イランのサーレヒー原子力庁長官が、「イラン中部のナタンズ電力施設は、数十万SWUのウラン濃縮能力の準備ができている」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 05, 2018 19:54 Asia/Tokyo
  • イランのサーレヒー原子力庁長官
    イランのサーレヒー原子力庁長官

イランのサーレヒー原子力庁長官が、「イラン中部のナタンズ電力施設は、数十万SWUのウラン濃縮能力の準備ができている」と語りました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、4日月曜、イマームホメイニー廟で、イラン原子力庁に対し、核合意の枠内で、ウラン濃縮能力を19万SWUまで増強するよう義務付けました。

サーレヒー長官は、5日火曜、記者会見で、ハーメネイー師の発言に触れ、「イランは、核産業を発展させる上でさまざまな可能性を作り出している」と語りました。

また、イランはさまざまなシナリオに備えていたとし、「イラン原子力庁は、これまでの経験から、協議が結論に至らないか、至ったとしても、相手側が約束を守らない場合を常に考慮にいれており、イラン原子力庁は、時間を無駄にせずに行動する必要があった」としました。

さらに、4月9日のナタンズ融合炉の公開に触れ、「この施設は、最新の遠心分離機を製造するためのものであり、新型遠心分離機を組み立てるための場所が整えられている」と強調しました。

サーレヒー長官は、「最新の遠心分離機の施設も、今後数ヶ月のうちに完成するだろう」と述べました。

イラン原子力庁のキャマールヴァンディ報道官も、「イランはIAEAへの書簡の中で、四フッ化ウランと六フッ化ウランを製造し、遠心分離機のローターを製造、組み立てるために必要な能力を拡大するプロセスが開始されると伝えた」と語りました。