芸術の集大成、色彩と光の融合;イラン中部カーシャーンの壮麗なイスラム建築の最高傑作
7月 24, 2018 15:20 Asia/Tokyo
イラン中部の町カーシャーンには、ガージャール朝時代のものとされる、レンガ製のドームのついた最も壮麗なイスラム建築による、アーガーボゾルグのモスクと神学校があります。
このモスクと神学校・マドレセは、建物の壮観さや、イラン本来の建築技術、そして他にはない設計などの点から、過去半世紀で最も重要な建築物とされています。
アーガーボゾルグ・モスクは、今から200年ほど前、すなわちガージャール朝の為政者モハンマドシャーの時代に建設されました。
このモスクの扉の部分には、ムカルナス・持ち送り構造と呼ばれる、鍾乳洞のような、また蜂の巣穴が連なったような装飾が施されています。また石膏の下地に施された精巧な浮き彫りや、化粧タイルが採用されていることから、このモスクは非常に注目されています。
このモスクは、カーシャーンの旧市街に位置し、年間およそ10万人がここを訪れます。