7月 24, 2018 16:26 Asia/Tokyo
  • イランのホシュルー国連大使
    イランのホシュルー国連大使

イランのホシュルー国連大使が、国連安保理に書簡を送付し、イランの反体制テロ組織モナーフェギン(MKO)に対するアメリカの支援をやめさせるよう求めるとともに、「この組織によるテロ行為の国際的な責任は、アメリカ政府にある」と語りました。

イルナー通信が24日火曜午前、報じたところによりますと、ホシュルー大使の書簡には、「イランはモナーフェギンへの資金提供などの支援をはじめとした、イラン国民に対するアメリカ政府の違法な行動を強く非難し、これを国際法や国連憲章の原則と目的、さらにはテロ犯罪の阻止や訴追、処罰といったアメリカ政府の国際的な取り決めを含む、国際テロ対策法への違反だとみなす」と述べています。

また、2012年にアメリカのテロ組織のリストからモナーフェギンが削除された事に触れ、「アメリカのこのような行動は、テロ対策におけるアメリカ政府のダブルスタンダードを物語っている」としました。

 

フランス・パリで実施されたモナーフェギンの会合

 

さらに、先月30日にフランス・パリで実施されたモナーフェギンの会合に、アメリカ共和党のニュート・ギングリッチ元下院議長や、トランプ大領領のジュリアーニ顧問弁護士が出席していた事に触れ、「これらの人物は、イランに対する根拠のない疑惑の提示や虚言の表明に加担していた」と語っています。

ホシュルー大使はまた、「モナーフェギンは、罪のない民間人や軍関係者、政府高官、国会議員など1万7000人以上のイラン人、ならびに外国人を暗殺した責任者であり、このことは国連加盟国や独立組織により何度も証明されている」と述べました。

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