アメリカ政治学者、「私がイラン人だったら、現在も1953年のクーデターに憤慨している」
8月 19, 2018 18:03 Asia/Tokyo
アメリカの政治学者ジェイコブ・ホーンバーガー氏が、「1953年8月19日のイランのクーデターにおけるアメリカの目的とは、アメリカに従順な独裁政権をイランにすえようとしたことにある」と語りました。
アメリカのシンクタンク、自由の未来基金の所長をつとめるホーンバーガー氏は、ファールス通信のインタビューで、アメリカ政府に対するイランの否定的な見方は、1953年のクーデターより始まったとしました。
また、アメリカの現政権は、この覇権主義を続ける中で、一方的に核合意から離脱し、あからさまにイランの暴動を支持しているとしました。
さらに、さまざまな制裁の行使や、イラクのサッダーム政権の8年間に渡るイランへの軍事侵攻への支援は、アメリカの体制関係者のイラン国民に対する敵意を示しているとしました。
ホーンバーガー氏は、「私がイラン人だったら、現在も1953年のクーデターに憤慨している」としました。
また、アメリカ政府の対イラン制裁の目的は、イランの人々に経済的な困難を強いることで、1953年のクーデターのように、アメリカの都合のよい独裁体制をイランの現体制に挿げ替えることにあるとしました。
19日日曜は、1953年のクーデターの日とされています。
近年、文書により、このクーデターの計画と実行におけるアメリカの直接関与が認められています。
タグ