イラン、「ヨーロッパは核合意維持に向けた意志を示すべき」
May 12, 2019 17:19 Asia/Tokyo
イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長が、「ヨーロッパは、貿易取引支援機関(INSTEX)の迅速な実施など、核合意における自らの義務を実施することで、この合意を維持する意志を示すことができる」と語りました。
イスナー通信によりますと、ハッラーズィー議長はフランス・パリにおいて同国の重要なシンクタンクの一部の関係者と会談し、核合意に定められたヨーロッパ側の義務の履行が遅延していることを批判し、「核合意に対するヨーロッパの政治的な立場が、具体的な結果を伴ったときにはじめて価値がある」と述べています。
また、イランが最近、核合意内の義務の一部の履行の停止した理由について説明し、「この決定は、核合意において認められているイランの権利の枠組み内で下されたものである」としました。
さらに、「アメリカのトランプ大統領からの対イラン協議の申し入れは、プロパガンダ的で注目に値しない」とし、「トランプ大統領が核合意から離脱し、イラン国民に対し圧政的な各種の制裁を行使していることから、もはやアメリカを信用氏、同国と協議を行う余地はない」と語っています。
そして、イランのミサイル関連の協議に関する質疑に対して、「イランが生産するミサイルは、防衛・抑止的な側面を持っており、これに関しては決して協議しない」と述べました。
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