6月 27, 2019 14:55 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、「核合意で繰り返されている欧州の約束は、これまで具体的な成果にいたっておらず、ヨーロッパは核合意が実施されないことに結果の責任を負うべきだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は26日水曜、決議2231の実施方法を検討する国連安保理会議において、「IAEA国際原子力機関は、これまで15回にわたる報告において連続して、わが国が恒常的かつ完全に核合意に定められた義務を履行している事実を認めている」と述べています。

また、「核合意におけるそのほか重要な骨子は、わが国とこの合意を交わした相手側がその義務を履行することだ」とし、「アメリカの核合意離脱や数多くの制裁行使により、わが国はこの合意による恩恵を得られなくなっている」としました。

さらに、「アメリカは破廉恥にも、他国の政権に対し安保理決議2231への違反あるいは、処罰への遭遇を迫っている」とし、「安保理常任理事国の1つによるこのような無責任な行動は、同決議に公然と打撃を与えるものであり、安保理に対する信用や確信がますます失われることになる」と語っています。

タフテラヴァーンチー大使はまた、「イランは、核合意実施に向けて戦略的な忍耐政策を実施したために、石油輸出の完全な停止やイランとの自由貿易の停止といった、いわゆる最大限の圧力行使というアメリカの経済戦争への対抗のため、膨大な費用を払わされている」と述べました。

そして、「国際法に照らし、通常の弾道ミサイル計画の開発は1つの本来的な権利であり、安保理決議2231にもこれを禁止あるいは制限していない」とし、「イランは自国の通常の防衛能力や安全保障に関しては、一切協議しない」としています。

 

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