イラン外相、「サッダームに対する西側諸国の支援を決して忘れない」
6月 30, 2019 14:18 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相が、「イランは、イラクの旧独裁者サッダームに対する西側諸国の支持や、化学兵器などをはじめとする武器支援を決して忘れない」と語りました。
ザリーフ外相は29日土曜、イラン北西部の町サルダシュトに対する、サッダーム軍の化学兵器の攻撃での犠牲者の写真をツイッター上に公表し、「国連安保理は決して、イラン国民に対するこの攻撃を非難しなかった」と述べています。
また、「イラン国民は当時も敵に抵抗し、また今後も抵抗を続けるだろう」としました。
1987年6月28日に発生した西アーザルバーイジャーン州サルダシュト市に対する、イラク旧バース党のサッダーム軍による化学兵器を使った攻撃により、119人が殉教、ほか8000人以上が負傷しました。
サッダーム政権は、対イラン戦争期間中に度々化学兵器を使用しています、
イラクにより仕掛けられたこの戦争の末期、そして戦後に発表された資料からは、アメリカ、オランダ、ドイツ、フランスをはじめとする西側諸国の合計207社の企業が、イラク旧バース党政権への化学兵器提供に関与していたことが判明しています。
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