イギリスが、アメリカによる対イラン制裁を回避
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イギリス政府が、第3国の政府を介してイランのメッラト銀行に損害賠償の支払いを行い、この措置によって米国による対イラン制裁を回避しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 05, 2019 03:56 Asia/Tokyo
  • イランのメッラト銀行
    イランのメッラト銀行

イギリス政府が、第3国の政府を介してイランのメッラト銀行に損害賠償の支払いを行い、この措置によって米国による対イラン制裁を回避しました。

英紙タイムズが4日金曜、報じたところによりますと、英政府は第3国を介して10億25万ポンドを賠償金としてイラン・メッラト銀行に支払い、これによって同行が英政府の対イラン違法行為に関して司法訴追対象とならないようにしたということです。

英財務省は3日、裁判所外で事件を幕引きするため賠償金の支払いに応じたことを明らかにしました。

英財務省は2009年、イラン政府名義の持ち株の17%を保有するメッラト銀行を、イランの核計画に加担しているとして制裁対象としました。

英政府の決定にメッラト銀行が提訴したことを受け、英高等裁判所はメッラト銀行の勝訴を言い渡し、英側の制裁が違法だったとの判断を示しています。

メッラト銀行は最近、この賠償金を受け取ったことを明らかにしました。

 

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