息子をイ・イ戦争で失った日本人女性の伝記 イランで出版へ
10月 22, 2019 21:08 Asia/Tokyo
イラン・イラク戦争で息子を失った日本人女性の伝記が、書籍としてイランで出版されます。
ラサー通信によりますと、「赤い宝石の秘密」と題するこの書籍の著者ハミード・ヘサーム氏は、「本書は、山村邦子氏(イラン名 サバー・バーバーイー)の伝記である。この女性は1979年のイラン革命前にイラン人と結婚、イスラムに入信し、日本からイランに移住した」と語りました。
また、「この日本人女性の夫はきわめて敬虔な人物であった。この夫婦の間に生まれた息子のムハンマドは、イラン・イラク戦争で殉教している。本書に出てくる出来事の一部は、革命的なこの夫婦の暮らしに端を発している。本書の執筆に当たっては、山村氏とのインタビューや調査・聞き取りを行った。執筆作業は最終段階に達している」と述べました。
さらに、殉教した山村氏の子息に触れ、「ムハンマド・バーバーイー氏は19歳の若者だった。革命前にも多くの活動に従事し、戦争中にも若いながらも前線に赴いた。イランとイスラムを防衛し、殉教するに至った」と話しています。
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