1月 09, 2020 07:21 Asia/Tokyo
  • イラン革命防衛隊による米軍基地へのミサイル攻撃
    イラン革命防衛隊による米軍基地へのミサイル攻撃

イスラム革命防衛隊は8日水曜未明、イラク西部アンバール州にある米軍のアサド空軍基地に向かって数十発のミサイルを発射し、先のソレイマーニー司令官の暗殺という米侵略軍の犯罪に厳しい報復で回答しました。

最新のニュースです。(9日)

地元筋は「イラク領内のアメリカ軍基地に対するイラン革命防衛隊のミサイル攻撃により、甚大な人的・物的被害が生じた」としています。

イスラム革命防衛隊内の情報筋は、同防衛隊による強烈な報復攻撃により、少なくとも80名のアメリカ軍テロリストが死亡、他およそ200名が負傷したことを明らかにしました。

アメリカのトランプ大統領が、イランの報復攻撃に関する「重要な」演説の実施を約束し、また同大統領府の世論操作が行われた後、今度は受動的な発言を行い、対イラン追加制裁の実施を決定したことを明らかにしました。もっと読む

ミサイル発射から命中の瞬間 (動画

もっと読む;視点;米侵略軍のテロに断固たる回答を与えたイラン革命防衛隊 

、日本外務省はイラク国内の治安情勢が緊迫していることから、イラク全土の危険レベルを「退避勧告」に引き上げるとともに、首都バグダッドで避難を希望していた邦人の避難の終了に伴い、同地駐在の日本大使館を一時閉鎖した、としています。もっと読む

イランのザリーフ外相が、「イスラム革命防衛隊のミサイル作戦は、イラク政府の周知により実施された」とし、「イランはイラクの領土保全や独立性の維持を非常に重視している」と語りました。

レバノンのニュースサイト・アルアヘドによりますと、イラク治安筋はイランによるミサイル作戦の後、イラク西部アンバール州のアサド空軍基地に駐留しているアメリカ軍は、同基地へのイラク情報要員の接近や立ち入りを禁じているということです。もっと読む

イランの政府関係者が、同国のソレイマーニー司令官暗殺の報復として行われたイラク領内の米軍基地へのミサイル発射を支持し、米軍の地域駐留の終結の必要性を強調しました。もっと読む

アメリカ全土でトランプ大統領による戦争に反対するデモが呼びかけられる  もっと読む

イラン大統領、「イランの最終的な報復は地域からの米軍の駆逐」もっと読む

イランのザリーフ外相「イランはアメリカが犯すどんな過ちにも、断固とした返答をするだろう」

「米国は、西アジア地域での最後の日々を過ごしている。この国はもはや地域においては未来がない」

「その結末は駐留米軍の地域からの撤退だ。軍事的措置は必要としない」 もっと読む

イランのザリーフ外相がトルコ、マレーシア、オーストリア各国の外相らとの電話会談に臨み、地域の最新の動きについて意見を交わしました。もっと読む

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が、米軍によるイランのソレイマーニー司令官の暗殺という犯罪に言及することなく、西アジアでの停戦成立を求めました。

ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は8日水曜、イラクにある米軍基地に対し、イランイスラム革命防衛隊がミサイル攻撃を行った事に触れ、西アジアでの武器使用の停止と協議の再開を求めています。

また、「西アジアにおいて対話のムードが作られるべきだ」と述べました。

EUのボレル外務・安全保障政策上級代表も、地域での現在の情勢に対する強い憂慮の念を表明しました。もっと読む

アメリカの金融情報サイト・ブルームバーグによりますと、ポンペオ長官は7日火曜、アメリカの外交官らに対し、「イランとアメリカの間の外交が危険に陥らないよう、イランの反体制派組織との接触は全面的に制限される」としています。もっと読む

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラク領内にある米軍基地2カ所に対するイランイスラム革命防衛隊のミサイル攻撃を「1発の平手打ちだ」とし、「今回のこうした形での軍事措置では十分ではない。地域に破壊や腐敗をもたらす米軍の駐留を終わらせなければならない」と語りました。

また、「米軍の地域駐留は終わらせなければならない」とし、「米国は、イランにこうした腐敗や破壊がもたらされる事を望み、これに執着している。交渉や話し合いは干渉や軍事駐留の前段に過ぎない」としました。もっと読む

ハーメネイー師

日本の菅官房長官は記者団に対し、政府は安倍首相の西アジア地域への訪問についてはっきりとした決定を下していないが、戦艦1隻と戦闘機2機をこの地域派遣が計画通り実行に移されると語り、オマーン海における日本の商船の安全な航行を確保するための情報を収集することがそのミッションであるとしています。もっと読む

イルナー通信によりますと、米トランプ大統領はツイッター上でイランのミサイル攻撃に言及し、現在、「被害について調査中だ」としました。

一方でトランプ大統領は、「すべてがうまくいっている」としています。

トランプ大統領のツイット

トランプ大統領は、7日火曜夕方に予定されていたテレビ演説をキャンセルし、米現地時間の8日水曜に延期しました。

米国防総省は、イラクにある米軍基地2カ所がイランイスラム革命防衛隊の弾道ミサイル12発以上の標的になっていたことを認めています。

ジョナサン・ホフマン報道官

同省のジョナサン・ホフマン報道官は、これらのミサイルはアンバール州のアサド基地、米軍が駐留するイラク北部クルディスタン地方のアルビールにある基地を攻撃したとし、「国防総省は現在、死傷者及び被害について調査中だ」と説明しました。

イランがイラクの米軍基地をミサイルで報復攻撃したことを受け、、日本の国家安全保障局は関係者に対し、緊張緩和に向けて外交努力に頼るよう求めた。

菅官房長官

8日水曜、日本の菅官房長官は記者団に対し、国家安全保障局は今回のミサイル攻撃をめぐり、安倍首相、防衛相、外相が出席しての協議の席を設けると語っています。

菅官房長官は、日本政府は西アジア地域の緊張の高まりを深く懸念しており、これ以上の緊張は避けるべきだと述べました。

その上で、日本政府は安倍首相の西アジア地域への訪問についてはまだ決定を下していないが、日本の艦船一隻と戦闘機2機の地域への派遣計画に変更はないと説明しました。

イスラム革命防衛隊内の情報筋は、同防衛隊による厳しい報復攻撃で「少なくとも80人の米軍テロリストが死亡、およそ200人が負傷した」と明らかにしています。

(軍の)ある情報筋は8日水曜、イラン国際通信イランプレスのインタビューで「米軍の戦場での対話のやり取りの傍受・監視から、イラン革命防衛隊のミサイル作戦でアサド空軍基地にかなりの人的、物的被害が出た事が伺える」としました。

現在、テヘラン南方の聖地ゴムの人々数千人に向けた、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の演説が(テヘランで)始まっています。

イラン革命防衛隊のソレイマーニー司令官の殉教、それに続く米テロリスト軍に対するイラン側の厳しい報復の後、イラン最高指導者が国民を前に演説するのは初めてのことで、これは極めて重要なものとされています。

ザリーフ外相

イランのザリーフ外相は、「わが国は国連憲章51条に基づき、自らを防衛する」と語りました。

ザリーフ外相は8日水曜、ツイッター上で「イランは自らの防衛にふさわしい行動をとる。イランの市民や上層幹部に対する臆病な攻撃が実行された拠点を標的とした」と述べました。

また、「わが国は戦争や情勢の緊迫化を求めていない。しかし、外部からの侵略に対してはあらゆる自衛を行う」としました。

バーゲリー合同参謀本部議長

イランのバーゲリー合同参謀本部議長は、「米国による新たな悪態・悪行の全ては、より大規模でより厳しい断固たる報復を受けるだろう」と語りました。

モガッダムファル総司令官顧問

イスラム革命防衛隊のモガッダムファル総司令官顧問は、イラク領内にあるアサド米軍基地の米軍テロリストに対するイランの厳しい報復に触れ、「米国のあらゆる反撃は、西アジア地域における彼らの利益すべてを破壊するもとになる」と述べました。

コウサリー司令官

さらに、イスラム革命防衛隊のコウサリー司令官は、「8日未明のアサド空軍基地に対する我が防衛隊のミサイル攻撃は、“報復の第一章”だとしています。

イラン国民は、革命防衛隊ソレイマーニー司令官の暗殺に対する『厳しい報復』を意味する今回のミサイル攻撃の後、街頭に繰り出して口々に「神は偉大なり」と唱え、米国が犯したテロへの報復を支持しました。

イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官は3日金曜未明、イラク政府の正式な招待により同国を訪問していたところをイラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス司令官らとともに、バグダッド空港付近で米軍に空爆され殉教しました。

 

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