イラン大統領が、抵抗経済政策を強調

4月 21, 2020 20:44 Asia/Tokyo

イランのローハーニー大統領は、イランでの抵抗経済政策の継続を強調しました。

ローハーニー大統領は21日火曜の政府の経済会議の席上で、一部の食糧、衛生医薬品への世界的な需要の高まりを踏まえ、国内での生産、非石油製品の輸出を拡大する政策の策定を求めました。

抵抗経済とは、基本的かつ戦略的な需要の確保において、外国への依存度が最も低くすることで経済制裁に対抗する政策のことです。

政府の経済会議において、また、イラン中央銀行のヘンマティー総裁は、IMF国際通貨基金からの緊急融資の受領追求に関する報告書を発表しました。

ローハーニー大統領は、「IMFの緊急融資は、INSTEXの金融メカニズムを利用することで人々が必要とする基本的な物資の需要を満たすために使用されるべきである」と強調しました。

ローハーニー大統領は、20日月曜夜、イタリアのコンテ首相と電話で会談し、EU欧州連合が米国の非人道的行動に対抗するための自らの役割を果たすべきであると強調し、「欧州側が計画したINSTEXは、残念ながら、まだ重要で効果的な一歩を踏み出しておらず、その役割を果たすことができていない」と述べました。

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