4月 14, 2016 22:49 Asia/Tokyo
  • イラン大統領が、OIC首脳会議で演説

イランのローハーニー大統領が、イスラム諸国との関係強化は、イランの優先事項だとしました。

ローハーニー大統領は、14日木曜、トルコのイスタンブールで開催されたOICイスラム協力機構の首脳会議で、「OICの加盟国が、平和と公正に向けた連帯と団結をスローガンにイスタンブールに終結している今は、世界のイスラム教徒の共通の将来について考える良い機会だ」と語りました。

また、OICに亀裂を生じさせるようなあらゆる動きは認められないと強調し、「イスラム世界の対立は、全ての人の問題であり、誤解や対立の解消は、外交や協議、平和的な方法を利用することによってのみ、可能である」と語りました。

さらに、イスラム世界の宗派間の分裂や過激派の拡大に触れ、「イスラム文明の衰退は、イスラムの大国が、共に助け合う代わりに、無意味な対立を行い、外国の侵略の土台を整えるときに始まった」と強調しました。

ローハーニー大統領は、一部の国が、殺害や犯罪をイスラムと関連付けるために反イスラムのグループに武器や資金の援助を行っていることに遺憾の意を示し、「イスラム諸国は、イスラムの名のもと、暴力との対抗と平和のための世界的な連合を牽引し、地域や世界に人間としての全面的な権利と恒久的な治安を回復させるべきだ」と述べました。

さらに、シオニスト政権イスラエルは、暴力や過激派を生み出した元凶だとし、「パレスチナ人の殺害とガザ封鎖の継続は、残念ながら、国際社会、特に西側の大国の怠慢により、その残忍な行為を続ける政権の暴力的な性質を物語っている」と述べました。

また、「イランは常に、イスラム諸国とイスラム教徒を、テロ、占領、脅迫、侵略から守ってきたし、現在もそうである」と強調しました。

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