イラン大統領が、OIC首脳会議の傍らで各国の高官と会談
イランのローハーニー大統領が、トルコのイスタンブールで開催されているOICイスラム協力機構の首脳会議の傍らで、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アルジェリア、オマーン、インドネシアの高官と会談しました。
IRIB通信によりますと、これらの会談は14日木曜に行われ、その中では二国間、地域、国際関係の拡大が強調されました。
ローハーニー大統領は、アゼルバイジャンのアリエフ大統領との会談で、両国の政府関係者のさらなる努力と協力により、イランとアゼルバイジャンの二国間、地域、国際協力の拡大が見られるよう期待しているとしました。
一方のアリエフ大統領もこの会談で、あらゆる分野での両国の緊密で友好的な関係に触れ、両国の協力文書の実施を決意していると強調しました。
ローハーニー大統領は、アフガニスタン挙国一致内閣のアブドラ行政長官と会談し、両国の国民の文化的な共通性はイランにとって重要だとし、「アフガニスタンの国民は、長年に渡り、多くの困難を強いられてきたが、常に独立と治安確保の道を歩んできた」と述べました。
一方のアブドラ行政長官もこの会談で、イランとアフガニスタンの合同委員会の活性化により、両国の協力の流れが加速されるよう期待感を示しました。
ローハーニー大統領は、アルジェリアの上院議長とも会談し、「両国は、地域や国際問題に関して共通の見解を有しており、両国の関係は拡大に向かっている」と述べました。
一方のアルジェリア上院議長も、この会談で、「イランとアルジェリアは、多くの地域・国際問題において互いに近い立場を有している」と述べました。
ローハーニー大統領はまた、オマーン国会議長とも会談し、両国は緊密で深い関係を有しているとし、「イランは常に、友好的で誠実な隣国としてオマーンに寄り添ってきた。両国の関係拡大にはいかなる障害も存在しない」と述べました。
オマーン国会議長もこの会談で、あらゆる分野でのイランとの関係強化に向けたオマーン政府の意向を強調しました。
ローハーニー大統領はさらに、インドネシアのユスフ・カラ副大統領とも会談し、「イランとインドネシアの政府高官の協議は、両国の関係を加速する」と述べました。
ユスフ・カラ副大統領もこの会談で、6カ国との核協議におけるイランの成功と制裁の解除に祝辞を述べ、「イランの成功により、両国の全面的な協力拡大に向け、我々がイランとの協力の大きな可能性を利用する機会が生まれた」と語りました。
今回のOIC首脳会議は、14日、イスラム諸国30カ国以上の首脳が出席し、トルコのイスタンブールで、平和と公正に向けた連帯と団結をスローガンに開幕し、15日に閉幕しました。