イラン核合意
イラン政府報道官、「欧州諸国は核合意何の自国の責務に復帰すべき」
12月 22, 2020 20:40 Asia/Tokyo
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イラン政府のラビーイー報道官
イラン政府のラビーイー報道官は、ヨーロッパ諸国に対し、懸念を表明する代わりに、イランとの核合意における責務の履行に復帰し、同合意を維持するための土台を整えるべきである、と勧告しました。
ラビーイー報道官は22日火曜、インターネットを通じて行われた記者会見の中で、「核合意の責務違反の結果は深刻であり、イランが核合意のすべての規定を遵守すべきだ」としたフランス外務省報道官の主張に関する質問に応える形で、「イランは、米国及び欧州諸国による核合意責務への根本的な違反及び不履行を訴える側である」と述べました。
さらに、「イランが一方的に責務を履行できないことは明らかであり、欧州諸国は懸念を表明する代わりに、自己の責務の履行に復帰し、すべての国の利益となる核合意の維持の基礎を準備したほうがよい」と強調しました。
そして、イランの補填措置は核合意内で正式に認められた権利に従って行われていると述べ、「核合意の当事国がこの合意に規定された義務の履行に速やかに復帰した場合、これらの補填措置の実施は停止される」と述べました。
また、核合意を最初の状態に復帰させることはできないとするIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長の最近の発言について、「IAEAは技術的機関であり、監督と検証の分野におけるその義務と責任において行動することが望まれるのであり、 IAEAの責任を超えた他の問題に割って入ることは控えるべきである」と述べました。
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