イラン革命防衛隊、「米の挑発行為がウクライナ機事故を招いた」
1月 07, 2021 17:49 Asia/Tokyo
IRGC・イランイスラム革命防衛隊が、類似事故の減少や再発防止を目的とした、ウクライナ機墜落事故調査専門委員会の報告の活用を強調し、「アメリカのテロリスト的挑発行為が、この苦い事件を引き起こした」と表明しました。
2020年1月8日、ウクライナ航空の旅客機が、故意によらない人為的ミスによりテヘラン近郊で墜落し、乗客167人および乗員9人全員が死亡しました。
この事故機の乗客のほとんどはイラン国民でしたが、ほか32人の乗客はカナダ、アフガニスタン、ウクライナ、英国、スウェーデンの5か国からのパスポートを持つ人々でした。
IRGCは6日水曜、声明を発表し、ウクライナ機墜落による多数のイラン人の殉教を追悼して、「この悲劇的な出来事は、地域での米国の非人道的な・挑発・テロ行為の結果として起こったものであり、イランと同国民に対する世界覇権主義者の悪意と敵意大きさを再び証明し、イラン国民の心を傷つけ悲痛に陥れた」としています。
この声明ではまた、「当防衛隊は過去40年間、国家の安全と利益、国民の平穏と健康を守るために、抑圧者や傲慢者との闘いの場で常に勇敢かつ無私無欲に戦い、イラン国民のために自らの命を捧げてきた」とされています。
IRGCはさらに、「ウクライナ旅客機墜落事故は、地域におけるアメリカのテロ行為を受けて起こったものだ」と強調し、「アメリカに対する厳しい復讐こそが、当防衛隊および、イスラム共同体の忠実な戦士らの課題となるだろう」としています。
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