イラン統合参謀本部議長、「イランのイラン全軍は完全な臨戦態勢が整う」
バーゲリー・イラン統合参謀本部議長が、「軍事演習『偉大なる預言者15』におけるイランの防衛力の公開は、陸、空、海、防空およびミサイル防衛のあらゆる側面におけるイラン軍の並外れた臨戦体制の整備を示している」と語りました。
イランイスラム革命防衛隊の軍事演習「偉大なる預言者15」の第1段階は、イラン中部の砂漠地帯での、大量の地対地弾道ミサイルの発射、攻撃用ドローン爆撃機による作戦をもって実施されました。
IRIB通信によりますと、バーゲリー議長はこの演習の最終段階のかたわら、「過去15日間及びこれからの5日間の演習は、集中的に、またほぼ並行して実行され、陸、空、海、対空、ミサイルの防御のあらゆる側面における軍隊の並外れた臨戦体制の整備を示すものとなる」と述べています。
また、「短、中、長距離でのイランのミサイル能力は、イランの領土や国益、目標を守る準備ができている」と語りました。
さらに、「わが国の側から攻撃をしかけるつもりはないが、敵が我が国に対し悪意を持っている場合は、最短の時間で全力攻撃を行う」としています。
そして、イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官も、「イランの防衛面での主な成果は、海の標的を攻撃できる弾道ミサイルの使用である」と語りました。
サラーミー司令官は16日土曜朝、今回の軍事演習の最終段階において、その開催目的に触れ、「防衛政策と戦略における我々の重要な目標の1つは、長距離弾道ミサイルを使用して、空母や軍艦を含む敵の艦艇を標的に捉えられるようにすることだ」と述べています。
さらに「一般的には、低速の巡航ミサイルを使用して、海上で移動するターゲットを攻撃する。だか、当防衛隊空軍は、我々の領土の中心部から離れた距離にある、また深海を移動するターゲットを正確に狙えるよう弾道ミサイルを使用するという、素晴らしい防衛効果を実現させた」としました。
最後に「今日、我々はイスラム革命防衛隊空軍の力強い演習の実施を目の当たりにした。これにより、防衛政策のこの部分は、必要に応じて訓練分野で評価され、また必要な場合に実際の条件で繰り返される必要がある」と結んでいます。
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