東京で、日本人によるイラン書道展が開催
ペルシャ書道家の角田ひさ子さんらによる書道展「マシュク2016展」が東京で開催されています。
タスニーム通信によりますと、在東京イラン大使館の文化担当のパーリーズダール氏は、「日本人によるイランの書道展、マシュク2016は、書道家角田ひさ子さんと19人の生徒による33の作品が展示され、東京で1週間開催される」と述べました。
さらに、「この展示会は、イランの文化や芸術の愛好者によって大きな歓迎を受けている」としました。
角田さんは、イランの書や文化に親しむ方法について、「およそ25年イランの書道に魅せられてきた」とし、「早稲田大学で東洋史を学んでいた際にペルシャ語を第二言語として選択し、ペルシャ書道に興味を持った。そして中村公則氏のもとでペルシャ語を8年間学んだ。1991年、イランを訪問し、2年10ヶ月イラン書道協会のセハーヴァト氏らに師事した。1994年に日本に戻り、現在までペルシャ語とイランの書道を教えている。2006年から毎年書道展を開催している」と語りました。
角田さんは、今回の展示会には19人の生徒が参加しているとし、「この展示会の目的はイランの文化を日本の人々に紹介することだ」と語りました。
角田さんは、「1年間、生徒たちは詩人ネザーミーの『レイラとマジュヌーン』に親しみ、別のクラスでも、オマル・ハイヤームの『ルバイヤート』を学んだ。このため、展示会の開催と作品の公開によって、イランの文化を日本人に紹介したいと思った。春に展示会が開催されう事から、イランの文化の象徴として、イランのお正月飾りハフトスィーンを飾った」と述べました。
角田さんは1957年、鹿児島で生まれ、書道についての論文執筆や講演を行っています。さらにペルシャ語の文献や大衆文学を日本語に翻訳しています。